薬学生の皆様へ 病院からの就職関連情報

病院薬剤師の魅力

●大学病院

志望動機
高度で最先端の医療が提供されていることは勿論、医療従事者が皆同じ方向を向いて患者さんひとりひとりに寄り添った治療が行われていることに感銘を受けました。そのような環境に身を置き、自分も薬剤師としてできることを実行し患者さんを助けたいと思い志望しました。

将来の目標
博士号及び専門薬剤師資格を習得し、より高いレベルで患者の薬物療法に貢献したいと思います。さらに、臨床業務において得られた成果を論文としてまとめ、継続的に国内外に情報発信できるような研究能力も身につけた薬剤師になりたいと思っています。

●急性期病院

病院薬剤師の魅力とは

  • ・患者さんとゆっくり話すことができる。(服薬指導や自己注射指導も時間をかけ、必要ならば何度も説明できる)
  • ・外来では見つけられなかったお薬に関する問題(飲み合わせ、コンプライアンス不良、副作用等)を見つけられることもあり、解決することができる。
  • ・医療従事者と相談して治療方針に参画できる。他職種の意見を聞くことができる。

将来の目標

  • ・当院で災害が起きた時や災害現場で役に立てる薬剤師になる。国際救援活動に参加する。
  • ・周りから「この分野は〇〇さんに相談しよう」と思われるような存在になる。
  • ・患者さんを少しでも笑顔に、その人らしくいられるようにサポートが出来る薬剤師になる。

●療養型病院

病院薬剤師の魅力とは
患者さんの状態を追うことができるので、自身の服薬指導によるアドヒアランス向上、それに伴う症状の改善がみられることにやりがいを感じます。入院時に対応した患者さんに「兄ちゃんのおかげで絶好調や」と外来で声をかけられることも嬉しく、やりがいの一つと感じています。

現在任されている仕事
現在、医療療養病棟を担当しています。療養病棟では、長期リハビリに励み退院する方や、長期療養される方などがいますが、毎日同じような生活が続く中でも、体調や精神状態は様々な変化が見られます。毎日顔を合わせて話をし、観察することで薬剤の方法や管理方法などを調節し、各々の目標達成へ向けて手助けをしています。

●精神科病院

志望動機
自身の弱点であった精神科の薬物療法について以前から自習していたが、机上の理論だけではなかなか理解が深まらなかったため、思い切って精神科単科病院へ入職し現場にどっぷりとつかり深く学びたいと考えたから。

現在任されている仕事
精神科専門病院で全人的薬剤管理を担当。また、グループ病院の精神群会議において、薬剤部門の責任者として参画し、精神科チーム医療における薬剤師の在り方について課題を見出し、挑戦していく中心的役割を担っている。また、グループ間の連携を推進し病院薬剤師の資質向上に努める役割も担っている。