オリジナルのバイオ医薬品(先行バイオ医薬品といいます。)の特許期間が満了した後、別の製薬会社によって
開発・製造される医薬品です。バイオ後続品ともよばれます。
「シミラー(similar)」には「類似した、同様の、同類の」という意味があります。
言葉のとおり、バイオシミラーは先行バイオ医薬品と「極めて類似した」構造を持っています。
厚生労働省が定める厳しい審査を経て製造承認されているため、「同等/同質の品質、安全性、有効性」が確認
されています。
バイオシミラーの薬価は先行バイオ医薬品より安価(7割程度)であるため、先行バイオ医薬品を使う場合と比べて、
医療費の自己負担を軽減できる可能性があります。
バイオ医薬品の投与により、顔が赤くなる、じんましんが出る、息がしにくい(喘息)、気分が悪い、下痢などの
症状(インフュージョンリアクション)が起こることがあります。多くは軽度ですが、ごくまれに重篤化する場合もあります。
その他にも気になる症状があれば医療従事者に伝えましょう。
| 分類 | 例 | |
|---|---|---|
| 有効成分の作用によるもの | 効き過ぎ | t-PA製剤による出血傾向 |
| インスリン製剤による低血糖 | ||
| 有効成分が複数の作用を持つ | インターフェロン製剤による発熱 | |
| 製剤が作用する分子に複数の機能がある | 抗TNF抗体製剤による結核再燃 | |
| 抗EGFR抗体製剤による皮膚障害 | ||
| その他の作用によるもの | 製剤が生体にとって異物と認識される | 抗薬物抗体に起因する有害反応 |
| アレルギー反応 | 含有成分によるアレルギー | |
・自己注射が可能なバイオ医薬品において、先行バイオ医薬品とバイオシミラーでは使用方法が異なる場合があります。
指導された使用方法で注射してください。
・使用方法は、医療機関や薬局で配布されるパンフレットのほか、製薬企業のホームページなどでも確認できます。
また、保管方法(温度、日光)や使用期限にもご注意ください。
他の薬と同様、バイオシミラーがなぜ必要なのか、どのような効果が期待できるのか、考えられる副作用、
投与方法などを医師や薬剤師から十分に説明を受けて理解することが重要です。分からないことや不安なことがあれば、
遠慮なく質問しましょう。