●保険調剤における一部負担金

保険調剤における一部負担金について教えてください。

それぞれの処方箋において、薬剤師が調剤することにより発生する一部負担金は「お薬代」(だけ)ではありません。調剤する内容によって変わってきます。この内容は定められた算定方法により決まっています。

保険薬局は、医薬品の販売や処方箋による調剤を行っています。
薬剤師は、処方箋の用法・用量(服用方法や服用量のこと)や相互作用(薬と薬との飲み合わせ、薬と健康食品や食べ物との食べ合わせ)、副作用などについてチェックして、医薬品が安全かつ有効に使用されるよう調剤します。
また、薬の名前や効能、使用するときの注意などを患者さんにご説明するとともに、患者さんからはそれまでの服用歴などをお聞きし、薬剤服用歴として記録します。

処方箋調剤時に発生する患者さんの負担金は、健康保険法の規定による「調剤報酬の算定方法」(厚生労働省告示)に基づき計算しております。また医療用医薬品の価格(薬価)も国が定めております。

ただし、調剤を受けられた薬局の設備、行政への届出内容、患者さんに応じた服薬指導を行うことから、決められた算定方法の中で、差異が生じる場合があります。