「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と、WHO(世界保健機関)で定義されています。そのためのポイントをご紹介します。
かぜ気味だ、頭が痛い、胃腸の調子が悪い等、日ごろよく経験することです。
市販のかぜ薬、頭痛薬、胃腸薬などを利用し無理せず休む。
セルフメディケーションのもっとも重要な目的は、日ごろからの健康管理により、健やかな生活を送ることにあります。不規則な生活や食事、睡眠不足などの不摂生を続けると、体力や抵抗力が落ち、かぜをひいたり、長引いたりすることにもなりかねません。
また、日ごろの不摂生が長い間蓄積されると、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を発生させてしまうことがあります。家族や自分の健康管理に積極的に関わりましょう。
不十分な知識によるセルフメディケーションでは、悪い結果を招くことにもなりかねません。家族や自分の症状に合わせた的確な市販薬の選択について、薬剤師や登録販売者に相談しましょう。
またメーカーの相談室を利用するのも便利です。
自分や家族の健康状態を知っておかなくては、セルフメディケーションは実践できません。
健康診断結果の問題点についてかかりつけの医師や薬剤師などの専門家に相談しながら、生活全般を見直すことが大切です。
最近では、家庭でも体重だけではなく、体脂肪、血圧、尿糖などの測定機器や検査薬が販売されており、日ごろから健康管理が手軽にできるようになりました。
数値と、その推移をチェックすることで、健康への意識も高まります。
引用・改変:日本OTC医薬品協会